F1とは「Formula One」の略称で「Formula」は「自動車レースの規格」を意味し、1947年に国際自動車連盟(FIA)によって制定されました。
公式にF1が始まったのは1950年、半世紀以上前です。
毎年3月下旬〜10月中旬までのスケジュールで、8月には3週間の夏休みがあります。
年間約19戦を戦い、ドライバーズチャンピオンシップ、コンストラクターズチャンピオンシップを競います。
ヨーロッパではTV視聴率をサッカーと争うほど人気があります。
参加するチームで車体(シャシー)作るチームを「コンストラクター」(直訳で製造者)と呼び、
コンストラクターにエンジンを供給するチームを「エンジンサプライヤー」(サプライヤーを直訳すると供給者)と呼び区別してます。
参加するコンストラクターにはマクラーレン、ウィリアムズ、レッドブル、トロロッソスパイカー、スーパーアグリがあり、同時にこれらのチームはエンジンサプライヤーからエンジンを供給される形で参戦しています。
フェラーリ、ルノー、トヨタ、BMW、ホンダは車体、エンジンを共に開発しており、車体とエンジンのマッチングに関して他チームをリードしています。
2007年に関してはメルセデスベンツはマクラーレン、トヨタはウィリアムズ、フェラーリはスパイカーとトロロッソ(推定)、ルノーはレッドブル、ホンダはスーパーアグリにエンジン供給しています。
ホンダは車体共同開発の関係を築いていたB.A.Rを2005年シーズン後に買収し、フルコンストラクターとして参戦しています。また元F1ドライバー鈴木亜久里率いるスーパーアグリF1チームにもエンジンはギヤボックスを供給しており今後更なる活躍が期待されます。
BMWもザウバーを同じように2005年シーズン中に買収して参戦しています。
トロロッソはミナルディチームを2005年にレッドブルが買収してできたチームで、イタリア語で「赤い牛」を意味しています。「レッドブルのセカンドチーム」とよく言われますが、レースでもレッドブルに道を譲ることはありません。
またチームの年間予算はトップチームでは350億以上、下位チームでも65億以上と言われており、非常にお金のかかる競技といえます。
常に世界を転戦するレギュラードライバーは1チーム2人までなので20人、チームのマシンの開発を主に行うテストドライバーは15人ぐらい、世界に35人しかF1をドライブすることはできません。
F1に参戦するための免許と言える「スーパーライセンス」を取得するには、国際レベルのレースで良い成績を残していなければならず、世界中のレーシングドライバーの僅かな人だけが「スーパーライセンス」を持っていると言っても過言ではないでしょう。
気になるF1ドライバーの年俸ですが、上は80億、下は資金持ち込みドライバー(ペイドライバー)と、ピンからキリまであります。
一応F1で一番年俸が高いと言われているのはM・シューマッハーです。二番手には弟のR・シューマッハーと言われており、年俸も実力も世界一の兄弟と言えるでしょう。
2004、2005年とF1にはご存知佐藤琢磨が参戦しています。
2002年にも参戦しており、さらに成長を遂げました。
過去にも中嶋 悟、鈴木 亜久里、片山 右京などが参戦しており、中嶋 悟は日本人初のフルタイム参戦ドライバー、鈴木 亜久里は日本人初の表彰台(3位)、片山 右京は「カミカゼ右京」と呼ばれ、2003年までの日本人予選最高位5位を保持してきました。
また70年代には星野一義など日本を代表するレーシングドライバーがF1にスポット参戦していました。
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